経歴
田村宏
HIROSHI Tamura
ヒトの身体は、たとえば、感染症に対する免疫や外傷に対する再生など、驚くべき自己治癒能力を持っています。医学的治療はこの自己治癒能力がうまく働く手助けをしているのです。
心の「病気」や「不調」の場合も同様で、精神科医の役割は、患者さんが潜在的に持っている自己治癒能力をうまく引き出してあげることにあると思います。
右の写真のオブジェは1943年にイームズ夫妻(Charles and Ray Eames)によってデザイン・製作されたLeg Splint (脚の添え木)です。本来の用途は脚の骨折を治療するための副木ですが、プライウッドの習作作品として記念碑的なものになってます。添え木によって骨折が治癒するのは、まさに自己治癒能力を引き出した結果です。私は精神科医として、「心の病のための添え木」の役割を担いたいとの思いをこめて、これを院内に展示しています。

タムラクリニック
オブジェ
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